2014年11月12日
お金がない!(銃器類編)
さて、前回、戦闘服で貧乏くさい話を
しましたが、今回は銃器類で貧乏くさい話を。
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ずいぶん前の話になりますが、東京マルイさんが
自ら運営するインドアサバゲーフィールドがありました。
そこに皆で行こう!
という話になったのですが、はっきり言って
みんなド素人の集団。
唯一エアガンらしいエアガンといえば、私の持っている
クルツ1丁でした。
しょうがないから、その日サバゲーに初めて参加する
女の子にクルツを貸してあげることにしました。
さて、そうなると自分は何を使えばいいのか?
当時、ホヤホヤの新社会人であり、お金も全然ありません。
まぁお金に物言わせて銃器類買って戦うよりも
限られた資金でポンコツ装備ながら勝つのが
かっこいいではありませんか。
ほら、例の漫画の暴力運び屋の女性も言ってるじゃないですか。
(広江礼威 「BLACK LAGOON」 2巻より)
じゃあ。どうしたもんかなー。
そんなとき、風のうわさで
「本当にサバゲーが上手い人は
エアコッキングガンで勝てる。」
という話を耳にしました。
なるほど。
自分も(家の中では)熟練のヒットマンだからな。
クルツなんぞで弾をばらまかずとも、エアコキ1丁あれば
その辺の荒くれ者なんぞ、ちょちょいのちょいで
始末できるだろう。
じゃあ、そのエアコキを何にしよう。
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散々、悩みぬいたあげく、コルトガバメントの18歳以上
バージョンを購入しました。
▼M1911A1ガバメント
初速も早く、周囲の評判もまずまずだったからです。
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マルイスタッフ:「本当にこれ1本で参戦するんですか?」
SKIP :「はい。漢(おとこ)ですから。」
マルイスタッフ:「もしかしてサバゲー初心者?」
SKIP :「はい!今日、初めてフィールド入ります。」
マルイスタッフ:「あの、レンタルサービスもあるんで、良かったら…」
SKIP :「ノープロブレム!
ほら、どうせセミオート戦じゃないですか!」
マルイスタッフ:「…幸運を祈ります。」
弾速チェックの時に、何度もスタッフの人に確認をされました。
今思えば、マルイスタッフの人も大変だったと思います。
電動ガンに正面からエアコキハンドガンで挑もうなんて考える
初心者のおバカさんの相手をしなければならなかったのだから。
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まぁ、予想していたとは思いますが…
タタタタタタタタっ!
タンタンタン。
タタタタタタタタっ!
SKIP:「アパム!アパーム!」
障害物の裏側で、エアコキ片手に
半べそかいて震えながらうずくまってる俺がいた。
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・・・無理です。
カシャコン、コッキングしている間にハチの巣にされるわ!
っつか、サバゲーこええええ!
なんだ、あのBB弾のシャワーは!
クルツを振りまわせば、何とか戦えたが
25発なんてすぐ撃ち終わってしまうし!
よし、ガスガン買おう!
しかも、2丁持ちとかで戦えば、かなりの火力になるに違いない!
なんだかマトリッ●スみたいでかっこいいじゃーん!
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んで、購入したのが
▼東京マルイ 固定スライドガスガン
ハードボーラ― ×2

でした。
この銃はブローバックしない代わりに安いし
予備マガジンもついてくるし
いちいちコッキングしなくても弾が発射できるんだ。
今度こそ、リベンジじゃい!!
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今度のフィールドは八王子にあるサバゲーフィールド。
マルイのフィールドよりも入り組んでおり、正面から
バリバリ打ち合う消耗戦にはならない雰囲気だ。
しかし、2階部分で総力を挙げて打ちあうシチュエーション
になった!
押し寄せる敵勢に対して、威嚇も含め撃ち返してやらねばならない。
ようやくハードボーラ―2丁の火力がモノを言うぜ!
障害物より身を出し、両手のハードボーラ―を相手に向ける。
ポンッ!ポンッ!
・・・。
トリガー重っ!!
いくらコッキングしなくていいったって
こんなにトリガー重いと話にならん!
片手に1丁ずつ持って撃ってたら、トリガー重くて
とてもじゃないが狙いが安定しない!
こんな状態で連射したって、相手にあたるわけ
ねーじゃねーかぁぁぁ!
あえなく敵の一斉掃射の餌食に。
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固定ガスガン、無理やわ。
非力な自分じゃ、あのトリガーで連射できないんやもん。
そして、その教訓を元に次に購入した銃が
▼電動ブローバック GLOCK18C
これは乾電池4本で動くし、トリガーも軽い!
なにより安いしね!
しかもセミだけでなくフルオートも対応している!
まぁ、10歳以上向けだから、ちょいと威力が弱そうに感じるが
インドアでこれだけ近い距離で戦うんだもの十分さ。
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カシャポン。
カシャポン。
カシャポン。
フィールドに響き渡る失笑を禁じ得ない情けない発射音。
だが、トリガーは軽いし、撃ち出される弾も
まっすぐ綺麗な弾道で飛んでいく。
んー。
狙いやすいし、理想的じゃないのさ!
お、あそこに肩が丸見えの敵がいるぞう!
それ!
カシャポン。
カシャポン。
カシャポン。
よっしゃ!あたった!1キル!
・・・て、あれ?
あの人、当たったのに平気でゲーム続行しているぞ!
くっそー!ゾンビ行為やないかい!
なんてマナーが悪いんだ!あとでゲームマスターに
ちくっちゃうぞう!
あ、こっちにもターゲットがいるぞ!
カシャポン。
カシャポン。
カシャポン。
よっしゃ!今度もきれいにヒットだ!
・・・って、この人もゲーム続行しているよ!
なんだ、今日はマナー悪い人が大勢いるのか?!
…。
いや、違うな。
あまりに威力が無さ過ぎて
あの分厚いサバゲー衣装だと0.12g弾が
当たったのに気が付かないんだ。
あああ、ショックだー…。
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SKIP:「…ということで、お金がなくって
こんな悲しい思いをしてたんですよ。」
友人S:「…。」
SKIP:「サバゲーはお金がなきゃやっちゃいけない
ですよねー。」
友人S:「あのさ…。」
SKIP:「なに?」
友人S:「有象無象で購入した安いエアガンの
合計金額出してみた?」
SKIP:「ん?」
①エアコキ ガバメント 3,500円
②固定ガス ハードボーラー1 3,900円
③固定ガス ハードボーラー2 3,900円
④電プロ グロック18C 3.980円
合計:15,280円
友人S:「ガスブロ、普通に買える値段だよね?」
SKIP:「ぐ!」
友人S:「ってか、クルツ持ってるなら、予備マグ
買えば、それで終わった話じゃないの?」
SKIP:「はうあっ!」
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サバゲーは計画的に・・・。